
マッチングアプリ始めたけど何話せばいいのかわからないし、どこでデートすればいいのかもわからない・・・
マッチングアプリを使い始めた男性はみんな悩みます。
それは単に、どう使っていいか、マニュアルのようなものがないからです。
「マッチングアプリ 本」とGoogleで検索しても、あまり名著らしきものは見つかりません。
まだマニュアルが確立していない分野なのだと思います。
では、悩みを解決する本はないのでしょうか?

じつは、恋愛に関する書籍のうち、名著と呼ばれるものはマッチングアプリを使う際にも活用できます!例えば、以下の本です。
・LOVE理論(水野敬也 著)
・僕は愛を証明しようと思う(藤沢数希 著)
・脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる(世良サトシ 著)
いずれも素晴らしい本ですが、今回はとっておきの本を紹介します!
この記事で紹介するのは、「ザ・ゲーム」(ニール・ストラウス 著, 田内志文 翻訳)です。
日本で発売されたのは2012年とだいぶ昔なので、当然マッチングアプリの話ではありません。
いわゆるストリートやクラブでのナンパをテーマにした本です。

リアルとオンラインでフィールドは変わりますが、ナンパの考え方はマッチングアプリでも使えます!
特にこの本では、テンプレの重要性を学ぶことができます。
※Twitterやnoteでもマッチングアプリのノウハウや体験談を投稿しています。
ザ・ゲームのあらすじ

主人公(筆者)のニール・ストラウスは、記者として充実した仕事生活を送っている。
しかし、自分の見た目に自信がなく、その影響もあって女性関係でコンプレックスを感じていた。
主人公はある日、仕事の関係で、ナンパ情報を交換するインターネットの掲示板を見つける。
そこで飛び交う謎のナンパ用語に戸惑いつつも、気付けば仕事から帰ると掲示板を見る生活に。
そして、その掲示板で最も尊敬を集めているナンパアーティスト「ミステリー」が有料のナンパワークショップを開催するという書き込みを発見。
主人公はワークショップの参加費を封筒に詰めて、会場であるロサンゼルスに向かう。
ワークショップでナンパアーティストからナンパの技術を学ぶ。
最初は戸惑っていた主人公だが、持ち前の素直さ、人当たりの良さから次々技術を吸収し、ナンパアーティスト「スタイル」としてガンガン女性を落とせるように。
気づけば教わる側から教える側へと回り、ミステリーとともに全米にナンパコミュニティを拡大する計画を立てるものの・・・

主人公のナンパスキル自体はどんどん上がっていくのですが、それ以外のところで問題がどんどん発生します。
最終的にどうなるかは読んでからのお楽しみ!
マッチングアプリ利用者がザ・ゲームから学ぶテンプレ化の極意
ザ・ゲームの中でのテンプレの表現
ザ・ゲームの中では「ルーティーン」や「オープナー」という用語が使われています。
意味は以下です。
ストーリーや、筋書き通りの会話、スキルのデモンストレーションなどをはじめ、女とそのグループを惹きつけて関係を発展させていくためにあらかじめ用意された素材のこと。親友テスト、ESP実験などが、例としてあげられる。
ニール・ ストラウス. ザ・ゲーム フェニックスシリーズ (p.668). パンローリング. Kindle 版.
他人、もしくは他人のグループとの会話のきっかけを作るためのセリフ、質問、ストーリーなどを指す。臨機応変なもの、あらかじめ用意されているものに分類され、さらに、恋愛やセックスを直接表に出すダイレクトオープナーと、それを隠すインダイレクトオープナーがある。
ニール・ストラウス.ザ・ゲームフェニックスシリーズ(p.662).パンローリング.Kindle版.
優れたナンパアーティストは、みんな各々のルーティーンやオープナーを持っています。

わかりやすく言うと、「場当たり」「当たって砕けろ」ではなく、積み上げた経験から事前に会話(道具を使うケースもある)の流れを作ってストックしておくことです。
会話の流れ全体が「ルーティーン」、会話を始める際の声掛けの言葉を「オープナー」といいます。
ザ・ゲームの中では、以下のループでナンパテクニックが高度化していく姿が描かれます。
各々がルーティーンやオープナーを開発し、コミュニティ内で共有する。
コミュニティメンバーが共有されたそれらを使い、結果を共有するとともに改善案を提案する。
ストーリー中で、主人公は「スタイル」として師匠のミステリーと同等、あるいは超えてしまうぐらいのナンパアーティストの地位を確立します。

なぜ、「スタイル」がナンパアーティストとして成功したのかの理由は文中には明確に書かれていません。
個人的には、主人公はミステリーのコミュニティ(インターネット掲示板)のルーティーンに加え、対立するナンパグループなど、他のコミュニティのルーティーンも吸収できたから考えています。
マッチングアプリにおけるテンプレ化の重要性

これまで、このブログの記事やnoteでメッセージやLINE、デートの場所についてテンプレ化を推奨してきました。
- メッセージのテンプレ記事:【例文あり!】300人に会えたメッセージのコツ7つ
- LINEのテンプレ記事:
初回デート前:マッチングアプリ:【例文あり!】初デートまでのLINEのコツ5つ
初回デート後:【例文あり!】1回目のデート後のLINE→5STEP - デートの場所テンプレ記事:マッチングアプリ:デート成功の最大のコツ=デートの場所固定化!
- 全てを統合したテンプレnote:マッチングアプリ”With”で効率よく月8人の女性に会えるnote(実際のLINEやメッセージの画像を使っているので有料)
テンプレ化を推奨するのは単なる思い付きではなく、「ザ・ゲームの中で、優れたナンパアーティストは必ずルーティーンを持っている」ことにも裏付けられています。
ナンパに限らず、マッチングアプリでも試行錯誤を繰り返せば必ずデート成約率は上がります。
しかし、試行錯誤を一人で繰り返すよりも、大人数で試行錯誤すべきです。

世の中にある恋愛系のテンプレは、先人が試行錯誤した結果生み出されたものです。
あなた一人が試行錯誤するよりも、必ず優れています。
あなたがやるべきは、まず先人のテンプレを使ってみること。
そしてテンプレをより発展させることです。
このブログに限らず、少し探せばマッチングアプリのテンプレはいろいろ見つかります。
テンプレ化の是非

テンプレで会話するのって失礼じゃないの?
こう考える男性もいると思います。あんそにーも最初はそう思っていました。
結果、あんそにーは自分一人の試行錯誤を5年続け、結果として300人以上の女性と会えました。
今では、99%の女性と自分で作りだしたテンプレを使って会話しています。
そして思うのは、「テンプレで会話することは女性に失礼ではない」ということです。
・テンプレに沿った会話かどうかは女性にはわからないから
・洗練されたテンプレに沿って会話するほうが、女性も楽だから
・テンプレで会話することによって、女性に時間・お金の損失はないから
要するに、男性がテンプレに従って会話することは女性に損をさせることでもなく、
・テンプレなくダラダラ会話して時間を奪う
・デートの場所を固定化しておらず、お店が見つからずに時間を奪う
などのほうがよっぽど失礼なのです。
ザ・ゲームの魅力

ザ・ゲームの本質はナンパマニュアルではなくドラマである
ここまで、ザ・ゲームからマッチングアプリ利用者が学べるコツを3つ説明してきました。
そこまで言っておいてなんですが、この本の本質はナンパマニュアルではありません。
もちろん、ナンパテクニックも書いてあります。
しかし、それは全体の30%程度、それも前半に固まっています。

じゃあ残りは何が書かれているの?
中盤以降に書かれているのは、ナンパを中心に構成された「男のコミュニティ」をめぐる人間関係、つまりドラマです。

本書に出てくるナンパアーティストは、承認欲求を満たすための手段としてナンパをしています。
女性にモテる直接的な承認に加え、体験談やノウハウをコミュニティ上で共有しコミュニティの男性から承認を得ることが重視されています。
日本でも、「即系」「準即系」などのナンパ塾のようなコミュニティができて、そのコミュニティから派生してビジネスを興している人もいますよね。
主人公と女性・男性の関係の描かれ方に着目して、以下を感じました。
- 主人公と女性の関係
- 多くの場合、「新しいテクニックを使ったらこうなった」という事実が淡々と描写される。
- 主人公と男性の関係
- 事実の描写に加え、内面(思考や感情)まで細かく描写されている。
特に、
- 主人公の師匠であるミステリーとの出会い、友情、別れ
- ミステリーと主人公が作り出したナンパコミュニティの隆盛と崩壊
がドラマの根幹です。

特にあんそにーは主人公とミステリーの、ナンパの師弟であり、親友同士という関係性にすごく惹かれました。
ミステリーは、家族関係の問題から承認欲求をこじらせています。
そこから生まれた負のエネルギーをナンパにつぎ込み、女性を落とす「ナンパアーティスト」となって自分の承認欲求を満たしています。
物語後半は客観的に見るとミステリーが道理から外れることも多いのですが、主人公は彼を見捨てません。
表向き叱っても、どこか甘やかしてしまう、そういう関係性がリアルに描写されています。
ザ・ゲームのおすすめの読み方
本書には、これまで書いた通りナンパマニュアルという面と、ドラマという面の2面があります。
その2面に着目し、どういう風に読めばいいか、オススメの読み方を説明します。
ナンパマニュアルとして読みたい人へのオススメ
・前半30%程度を読んで、あとは最後に書いてある用語集を読めばよいです。
・中盤以降は主人公はナンパをしなくなるので直接的に役にたつ情報は減ります。
ドラマとして読みたい人へのオススメ
・全部通して読むことをお勧めします。
・最初は横文字の名がずらずら出てきて読みにくいです。(本名とナンパアーティストとしての通り名があるので)我慢して読み進めると手が止まらなくなります。
ザ・ゲームを好きな人にお勧めの作品
男性間のドラマ(人間関係の揺れ動き)に焦点を当てた作品を紹介します。
男たちが特定の目的のために集まり、途中までうまくいくものの成長の中で関係性が変化し衝突・・・というストーリーを集めてます。
ボヘミアン・ラプソディー
スティーブ・ジョブズ
ソーシャル・ネットワーク
ベルセルク
翔ぶが如く
まとめ:ザ・ゲームを読んてテンプレ化に目覚めよう!
- マッチングアプリ利用者がザ・ゲームから学ぶテンプレ化の極意
- ザ・ゲームの中でのテンプレの表現
→優れたナンパアーティストはみんなルーティーンを持っている - マッチングアプリにおけるテンプレ化の重要性
→一人で試行錯誤するよりも効率的 - テンプレ化の是非
→女性にとっても効率がよく、失礼ではない
- ザ・ゲームの中でのテンプレの表現
- ザ・ゲームの魅力
- ザ・ゲームの本質はナンパマニュアルではなくドラマ
- ザ・ゲームのおすすめの読み方
→ナンパマニュアルとして:最初30%と最後の用語集
→ドラマとして:前編通じて - ザ・ゲームを好きな人にお勧めの作品
→男たちが特定の目的のために集まり、ドラマが生まれる作品
ボヘミアン・ラプソディー/スティーブ・ジョブズ/ソーシャル・ネットワーク
ベルセルク/キングダム
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